釣り仲間が拵えた木箱

今年の冬は雪も多く寒いし知内川のアメマスも不釣で
釣り仲間は作業小屋に入りびたりで木箱を拵えた。




12×9×3cm(2005.2.22)

蓋に描かれた毛鉤はちょっと疑問符ですが綺麗な木箱です、
材料は朴の木、あまり木目は楽しめませんが軽くて丈夫で
加工材として良く使われる木です、蓋と底のつなぎ目には
寸分のくるいもなく、角の継目もよーく見ても解りません
留め金は「ドイツ錠」とか、入手が難しくかなり
探し回ったようです。




開けるとこうなります、ストリーマやドライフライを何十本も
格納できるフライボックス、四隅の継目も隙間や段差が
全くない丁寧な仕上げで見て美しく手触り
もいいちょっと贅沢な木箱であります。




20×10×3cm(2005.2.22)

ちょっと大きめのフライボックスです、木目が綺麗ですよね
ちょっと贅沢にイチイという材料で実物はもう少し赤く見えます。
蓋と底はくるいがないだけでなく木目まで合わせてるので見る
向きでは木をくり抜いたような感じです、留め金はよくある
「パチン錠」ですが光ってるでしょう?とてもいい金具です
このサイズはないですよなかなか・・自分も探したけど。




蓋を開けると12個に仕切ってます、ドライフライがわんさか
入りますがこんなのを川で落としたら・・痛恨ですなぁ。
この仕切りもとても綺麗にできてるので加工方法を聞いたら
「えっ、それだとあんた!材料の無駄が・・」とちょっとビックリの
凝った作りであります。

たかが木箱、されど木箱・・材料や金具や作業工程を考えると
とても採算の合うものでありません、ある意味すごい贅沢な
木箱です、これに見合う毛鉤が巻けるのか?という疑問さえ
残ります、器用な人にはかなわない。




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